今回は自分の人生の中で本当に自由な時間はどれくらいあるのか?ということをお話ししていきます。
『本当に自由な時間』というのはどういうことかというと、私たちは1日の中で仕事や睡眠、食事や家事など様々なことに時間を費やしています。そういった時間を概算で計算し、平均寿命から引いた時間が自分が人生の中で本当に使える自由な時間となります。
そうやって人生の中で費やしている時間を計算し、『人生の中で本当に自由な時間』がどれくらいあるのかというのを皆さんに知っていただきたいと思っています。
なぜ今回このような話をするかというと、人生の中で自由に使える時間の短さを痛感していただき、与えられた貴重な時間をきちんと自分のために使ってほしいのです。
この記事をきっかけとして、自分自身で時間の使い方について考えて頂ければと思います。
人生の中で本当に自由な時間が分かる計算式
それではさっそく計算していきましょう。
まずは日本人の平均寿命がどれぐらいあるのかをみていきたいと思います。
日本人の平均寿命
寿命は人それぞれなので、平均寿命で考えてみましょう。
日本人の平均寿命は男性 81歳、女性 87歳と言われています。
日本人全体で考えると平均寿命は83.98歳となります。
まずは自分の寿命を84歳と仮定します
睡眠時間
まず人生の大半の時間を費やしているのが睡眠です。
1日8時間睡眠だと仮定して平均寿命である84年間睡眠をしたとすると、睡眠時間は 242,360時間となります。年数でいうと約27年となります。
睡眠だけで人は一生のうち約27年 寝ていることになります。
なので84年から27年を引いて残り57年となります。
本当に自由な時間:残り57年
学校生活の時間
人生の前半には皆さん学校に通っている時期があります。
幼稚園から大学まで通ったと仮定して、単純に学校の中で過ごしている時間を算出すると33,700時間となり、約4年間 学業に費やしていることになります。
ちなみに義務教育だけだと換算すると約2年になります。
今回は幼稚園から大学まで通ったとして57年から4年を引いて残り53年となります。
本当に自由な時間:残り53年
仕事
次に仕事に従事している時間はどのくらいあるのでしょうか?
通勤時間などは除いた勤務時間を算出していきましょう。
大学を卒業してから40年間勤めると仮定します。
だいたい勤務日数は1年で245日、1日の勤務時間を9時間と仮定すると88,200時間となり、人生の中で約10年間 仕事に時間を費やしていることになります。
なので53年から10年を引いて残り43年となります。
本当に自由な時間:残り43年
通学・通勤時間
通学・通勤時間などの移動にも人生の時間を費やしています。
通学・通勤時間などは人それぞれですが日本の平均通勤時間は片道40分と言われています。そこから換算すると13,066時間となり約1.5年 移動時間に費やしていることになります。
よって43年から1.5年を引いて残り41.5年となります。
本当に自由な時間:残り41.5年
食事
次は食事についてです。
1日3食だとして、だいたい1日に90分は食事に時間を使っています。
これを一生なので84年で計算すると45,990時間となり、約5.5年 食事に費やしています。
よって41.5年から5.5年を引いて残り36年となります。
本当に自由な時間:残り36年
家事
料理や食事の片付け、洗濯や掃除など家事にも時間を費やしています。
家事の時間は男女平均で1日2時間を費やしてると言われています。
それを一生だと仮定すると61,320時間で約7年 家事に費やしていることとなります。
では36年から7年を引いて残り29年となります。
本当に自由な時間:残り29年
娯楽(テレビの視聴時間)
なんとなく見ているテレビも1日で結構時間を費やしています。
日本人の一日の平均視聴時間は2時間30分です。
これを一生でみてみると76,650時間となり約8.5年 人生の中でテレビを見ていることになります。
よって29年から8.5年を引いて残り20.5年となります。
本当に自由な時間:残り20.5年
スマホの使用時間
現代ではスマホをいじってる時間も1日でかなり時間を消費しています。
1日平均3時間スマホを触っているとされています。
そして10歳から70歳で使用すると仮定しても65,700時間となり、約7.5年 スマホをいじっていることとなります。
これは多少通学・通勤時間と被るところもあるかもしれませんが、計算には入れておきましょう。
では20.5年から7.5年を引くと残り13年となります。
本当に自由な時間:残り13年
トイレ
トイレの時間もあります。
一生のうちトイレで過ごしている時間は約1年と言われています。
なので13年から1年を引いて残り12年となります。
本当に自由な時間:残り12年
健康寿命
みなさんが84年間ずっと健康でいれるかといったらそうではないかも知れません。
何かしらの病気になったり、介護が必要になったりして、自由に過ごせる時間が減ることもあるでしょう。
そういったことを加味して健康寿命は-10年とします。
そうすると・・・
本当に自由な時間:2年
人生の中で、本当に自由な時間は非常に短い・・・
みなさんどうでしたか?
私たちの人生の中で本当に自由な時間はたったの2年しかないんです!!
これは本当に驚きですよね!
ただしこれからの未来は医療や科学の進歩で平均寿命も伸びているでしょうし、便利な家電などが増えていて家事などに費やす時間も減っていくかも知れません。
また生活スタイルは人によって様々なので、今回のような単純な計算とは実際は違うかもしれません。
ですが、目安になる数字だと思います。
実際は本当に自由な時間は2年ではないかも知れませんが、おそらくみなさんが思っているより短いことは確かです。
自分の時間を大切に
このように人生の中で自分の時間は非常に限られています。
便利家電などで家事の時間を減らしたり、時短テクニックなどを使って時間を増やす工夫はできるかも知れませんが、何よりも大切なことは自分の時間を大切にすること。
人生を謳歌するためには限られた時間の中で、自分にとって何が必要で何が不要なのかを考えながら自分の時間を大事にして頂きたいと思っています。
ちなみに私にとって無駄な時間だと感じることを箇条書きしてみました。
これは人それぞれ違うかもしれませんが、みなさんも一度考えてみるといいでしょう。
- 付き合いなどで参加する飲み会
- 最近楽しいと感じていないが、友達だからとなんとなく遊ぶこと
- 見たいわけではないがなんとなく見ているテレビ
- なんとなくやっているスマホゲーム
- ダラダラと続ける残業
色々と書きましたが、仕事上での付き合いなどもありますので全て断れるわけではないと思います。
付き合いなどは多少は必要な時もあるかも知れませんが、必要最低限で良いと私は考えています。
感じよく丁寧に断れば意外と他人はそこまで気にしないものです。
嫌なこと全てやらなくていいわけではないですが、できる限り自分のやりたいこと・ワクワクすることに自分の時間を使ってみると人生一変するかも知れません。
まとめ
今回は自分の人生の中で本当に自由な時間がいかに短いのかというのを、実感していただけたのではないかと思います。
ここで言いたいことは時間がないから焦らなきゃという事ではなく、自分の時間というものを大切に使ってほしいという事です。
時間はみんな平等に与えられていますが、あなたの時間はあなただけのものです。
自分のことよりも相手のことを優先していませんか?
もちろん誰かのために何かしてあげたりすることは素晴らしいことです。ただ相手を優先しすぎて自分を犠牲にしてないですか?
時間を自分のために使っていけば、今よりももっと楽しく生きられるはずです。
何に時間を使うのかを改めて考えて頂き、できればその大切な時間を自分の好きなこと、自分の好きな人たちと過ごすなどして、今後の人生を歩んでいっていただきたいです。
また健康には気を付け、健康寿命を延ばしていくことも非常に大事なことだと考えさせられました。
当たり前ですが人生は一度きりです。
その当たり前の一度きりの人生を満足したものにできるかできないかは、あなた次第だと思います。
今回のお話で時間の使い方を改めて考える良い機会になったと感じていただければ幸いです。
参考:Naokiman Show『大発表あり!』みんなの人生がどれぐらい短いのか。100万人ありがとう!!より